01
点灯
BRIGHT
表向きの話をする。穏やかで、少しだけ嘘がある。
A quiet narrative adventure
Lights Out, Everything Fades
十の部屋に、灯りがついている。
Ten rooms are still lit.
The choice is yours. The consequence is not.
01 / STORY
ふと気づくと、あなたは雨の降る古い館にいた。そこに暮らすのは、諦めたもの、手放したもの、会わなくなった人たち。
夜ごとに部屋を訪ね、言葉を交わし、天井から垂れた紐に手をかける。灯りを消すか、残すか。七つの夜の先で、あなたが選んだものだけが朝を迎える。
You awaken in an unfamiliar mansion on a rainy night. Its residents are the things you abandoned, the wishes you released, and the people you stopped seeing.
02 / LIGHTS
紐を引くたび、部屋と会話の温度が変わります。
01
BRIGHT
表向きの話をする。穏やかで、少しだけ嘘がある。
02
DIM
暗くなると、隠していたことを話しはじめる。同じ記憶の、別の側。
03
OFF
住人はいなくなる。部屋へは戻れるが、そこにはもう、わたしの記憶しかない。
WHY THIS GAME EXISTS
二つの理由が、この館に灯りをともしました。
01 / THE SONG
楽曲「灯りを消せば全てなくなる」に心を動かされた0x0nullrabiが、 この歌をひとりでも多くの人へ届けるために、本作を作りました。
館で流れるすべての楽曲は、「灯りを消せば全てなくなる」です。 姿を変え、部屋を変えながら、同じ歌が七つの夜を照らします。
Moved by the song “Lights Out, Everything Fades,” 0x0nullrabi created this game so that the song might reach even one more person. Every piece of music heard in the mansion is this one song, returning in a different form from room to room.
02 / BEFORE
消えた灯りは、戻りません。泣いても、喚いても、 どれほど後悔しても。
それでも私たちは、ときに衝動のまま、灯りを消したくなることがあります。
ならばせめて、「消した後」に残る静けさを、 消す前にほんの少しだけ体験できたなら。 その思いから、このゲームは作られています。
このサイトの灯りも消せます。消した先に何が残るのか。 あなたの手で、確かめてみてください。
A light, once extinguished, does not return—no matter how loudly we grieve or how deeply we regret it. Yet there are moments when we still want to turn it off. This game was made so that, before doing so, we might briefly experience the silence that waits on the other side. The lights on this site can be extinguished, too.
03 / RESIDENTS
それぞれの部屋にも紐があります。灯りが弱まると、話すことが変わります。
01三〇一号室・書庫
読みかけの小説
「ここ、静かでいいでしょう。本は、読まなくても怒らないから。」
02二〇四号室・待合室
会わなくなった友達
「遅かったね。ううん、責めてないよ。わたしも今来たところ。」
03四一〇号室・音楽室
やめたピアノ
「指はまだ覚えてる。忘れたふりをする方が難しいくらい。」
04最上階・展望室
想像しなくなった将来の自分
「わたしは未来じゃない。未来だと思って、あなたが置いていった想像。」
05一一七号室・アトリエ
楽しめなくなった趣味
「趣味なんだから、楽しくないならやめればいい。簡単な話。」
06一階奥・食堂
母と普通に話せていた頃
「温かいうちにどうぞ。話は、飲み終わってからでいいから。」
07二〇八号室・陽だまり
まるちゃん
「こんばんは。ここなら病気じゃないから、ずっと遊べるよ。」
08地下・郵便室
言えなかった気持ち
「手紙? 持ってないよ。後ろには、何も隠してない。」
09五〇六号室・浴室前
泣いてよかった夜
「顔を洗っただけ。泣いてないよ。目に水が入ったの。」
10屋根裏・夏の部屋
明日を楽しみにしていた自分
「やっと来た! 明日は何する? 決めてなくても、楽しみだね。」
04 / INFORMATION
CONTENT NOTE
本作は「消えてしまいたい」という気持ちを扱います。自傷や自死の具体的な方法、流血・身体的な損傷、直接的な暴力、性的な表現は含みません。「消える」ことは、部屋の灯りが消える出来事として象徴的に描かれます。
This story explores the wish to disappear through symbolic imagery. It contains no methods of self-harm or suicide, blood, physical injury, direct violence, or sexual content.
もし今、つらい気持ちを抱えているなら、話を聞いてくれる場所があります。
05 / CREDITS
Lights Out, Everything Fades